【運用担当者必見】デジタルサイネージの故障の種類と対処法

デジタルサイネージを運用していると、しばしば「故障かも?」と思うような不具合が生じることがあります。デジタルサイネージにも、他の電化製品と同じように耐用年数があるため、利用期間が長くなってくれば機器の不具合は避けられないものになります。

しかし、単なる「機器の経年劣化」だけが故障や不具合の原因ではありません

本記事は、運用しているデジタルサイネージに不具合が生じてしまった利用者の方に向け、

  • 業者に電話する前に自分でできる対処法があれば知りたい
  • なぜ故障してしまったのか、原因を知りたい

といったニーズにお答えし、経年劣化以外の原因によるデジタルサイネージの故障や、不具合への簡単な対処法、迅速に対応するために重要な観点をご紹介していきます。

1.故障の種類と考えられる原因

デジタルサイネージの故障の仕方としてよく見られる症状をまとめました。
今起こっている不具合がどれに該当するのか確認する際や、故障を未然に防ぐためにご活用ください。

1-1.ブラックアウト

ブラックアウトとは、画面の一部が黒く変色することです。

ディスプレイの温度が上昇しすぎた際に発生します。特に、長時間直射日光に当たるような場所に設置したサイネージに起こりやすい症状です
また、屋内に設置しているサイネージであっても、強い西日が差し込むような場合は注意が必要でしょう。

筐体の中にファンがついているようなサイネージであれば、表面温度が上がりすぎないようにディスプレイを冷やすことができるため、比較的ブラックアウトが起こりにくいといえます。

1-2.焼き付き

焼き付きとは、画面を切り替えても元の画像が表示されたまま残像として残ってしまう状態です。

これは、長時間同じ画像を表示している際、ディスプレイに一時的な癖がついてしまうことで起こります
例えば、同じ静止画がずっと表示され続けたり、コンテンツ自体は切り替わっていても企業名やロゴマークなどがずっと同じ位置に表示されている場合に起こり得ます。

1-3.液晶の変色

画面の色が黄みがかってしまったり、画面に線が入ってしまうことです。

原因の多くはパネルの損傷による液漏れです
表面にヒビが入っていなくても、ディスプレイの内側だけが傷ついて液漏れが生じ、液晶の変色が起こっているケースもあります。

特にサイネージの場合は、多くの人々が行き交うような場所に設置されることが多いため、誰かが故意・過失問わずサイネージを壊してしまうことも考えられます。
また、画面全体が黄色っぽくなっている場合はHDMIケーブルが抜けかけていることが原因の可能性もあります

1-4.フリーズ

画面が動かなくなってしまう状態です。

フリーズの場合、様々な原因が考えられます。例えば、停電により急に電源が落ちたことでSTB(セットトップボックス)やパソコンに問題が起きた、Windowsがアップデートされていない、日光や連続稼働による熱、想定外の使い方がなされたことによるソフトウェアのバグなどが原因になることがあります。

1-5.コンテンツの異常

コンテンツを更新したつもりなのに更新されない、といった不具合が起こることがあります。
原因としては、ネットワークが不安定または切断されていたり、電源ケーブルや出力ケーブルが抜けているといったケースが多いです。

 

2.不具合への主な対処法

ここまで様々な故障や不具合を紹介してきましたが、その原因が機器自体の損傷や劣化だった場合は、修理もしくは交換で対応するしかありません。
しかし、それ以外の原因によって起こった軽度の症状であれば、以下の対処で直る可能性があります。

2-1.電源を入れ直す

軽微なバグであれば再起動によって解決することがあります。
何らかの不具合が起こった場合はまずこちらを試してみると良いでしょう。

2-2.ケーブルが抜けていないか確認する

意外と多いのが、ケーブルの抜けかけや接触不良による不具合です。
液晶の変色やコンテンツ更新の異常が生じた際は確認してみることをおすすめします。

2-3.電源を落としてクールダウンさせる

ブラックアウトや焼き付きに有効な方法です。機器は熱に弱いため、いったん電源を切って冷ますことによって不具合が解決することがあります。

2-4.ネットワーク環境を確認する

コンテンツの更新や管理にネットワーク通信を利用するタイプのサイネージであれば、インターネット回線が切れていないか確認してみてください。
インターネットにつながっているのにコンテンツの更新が上手くいかないときは、使用しているWi-Fiのルーターを再起動したり、回線が重くなりすぎていないか確認してみましょう。

3.故障への対応

デジタルサイネージの故障は予期せぬタイミングで起こります。しかし、視認性の高さが特徴のサイネージは故障した状態であっても目立つため、PR効果がマイナスに作用してしまうことも考えられるでしょう。
したがって、仮に不具合が起こってしまったときには、一般の利用者に指摘されるよりも前にサイネージの運用者側が故障に気づき、迅速に対処すべきです

とはいえ、設置場所が遠隔地にあるようなケースでは、運用・保守担当者がすぐに故障に気づくのは困難といえます。

そのような場面で明暗を分けるのが、デジタルサイネージの提供会社の保守サービスです。
例えば、弊社サイネージ・リレーションであれば、ネットワークを利用したサイネージの監視機能を提供しています。具体的には、

  • 定期的にサーバ側へリクエストを行い、端末の状態(稼働時間、HDDの状態、メモリ使用量、画面のキャプチャなど)を通知する
  • これらの情報にルールを設け、「異常」と判断した場合には保守担当者にメールが送信される

といったサービスです。通信自体が一定時間来ない(=ネットワークに何らかの異常が生じている)場合にもメールが送信されます。
また、不具合に迅速に対応するための手段として、リモートアクセスができるような状態にしておくことも重要です。

まとめ

今回は、デジタルサイネージの故障の種類とその原因や、自分でできる不具合への対処法、いち早く故障に気づくために重要な提供会社の保守サービスについてご紹介しました。

デジタルサイネージの故障要因には様々なものがあります。
軽微な不具合であれば本記事にあるような対処法で直ることもありますが、それでも状態が改善しない場合は、必ず業者に連絡を取り、自己判断での危険な修理を行わないようご注意ください。

また、次に故障や不具合が生じたときのために、改めて今お使いのデジタルサイネージのサポート体制を確認しておくことも重要です。

デジタルサイネージの保守を含めた運用計画についてご紹介している記事(『コンテンツの更新や運用・保守を知りたい人必見!デジタルサイネージ運用計画のいろは』)もありますので、合わせてチェックしてみてはいかがでしょうか。

前の投稿
【地震対策】あなたは大丈夫?もしもの時にパニックにならないための万全な備えとは!
次の投稿
【避けられない】南海トラフ地震!今私たちがすべき備えとは!

 

メニュー