コロナ禍で注目!混雑状況を提供できるデジタルサイネージとは

コロナ対策の一つとして最近、混雑状況を把握できるデジタルサイネージを街でよく見かけるようになってきました。今回はデジタルサイネージを使っての混雑状況提供について4つの異なる方式をご紹介してゆきます。


席や個室など個々の利用状況の提供

人感センサーを個々の席や個室に設置し、施設の混雑状況を把握するシステムです。

メリットは、席ごとに設置するので席の利用状況が詳しくわかります。柱などで見えない場所(デッドスペース)をお客様へ認知してもらうことができ、空き席スペースの有効活用が可能になります。また、ワイヤレスタイプの人感センサーであれば取付作業も簡単になので設置費用がかさばりません。

但し、個々の席の利用状況までお客様へ提供できてしまうので、「席は空いているけど、少し混んでいるからやめよう」などの3密回避の観点からお客様を逃してしまうケースもありますので、デジタルサイネージの設置場所は熟知する必要があります。活用場所は、ショッピングモールなどの商業施設のイートインコーナーや、社員食堂などが適しています。またコワーキングスペースなどでも活用できます

扉がある個室(個別学習塾、ネットカフェ、日焼けサロンなど)であれば以前このブログでもご紹介した「トイレIoTシステム」を利用することにより、利用状況を提供することができるのでチェックしてみるのもよいとか思います。※

エリア別の混雑状況の提供

計測したい施設エリアごとにカメラを設置し、カメラの映像から人数を把握し、お客様へ施設の混雑状況を提供するシステムとなります。モニターに表示される利用状況の映像は、人物を匿名化しており、個人情報に配慮して表示することも可能です。人物を把握するためにAI映像解析システムを使用している点が最大の特長になります。これにより施設内のいるお客様すべての人数を把握することが可能です。

但し、死角なってしまうようなエリアがあると正しい人数の計測ができなくなってしまいますので、カメラ位置は考慮して設置する必要があります。活用場所は、大型ショッピングセンターから小規模な店舗まで、またオフィスなどが適しています。またコワーキングスペースなどでも活用できます。

入口で入退出を把握し、混雑状況の提供

施設の入り口に人感センサーを設置し、お客様の入出を計測して施設内の混雑状況を提供する方法になります。シンプルなシステムとなっているため、比較的安価に導入できるのがメリットとなります。但し、出入り口が複数あると計測誤差が起こりやすくなるためショッピングモールや大型店舗などにはあまりお薦めできません。小規模な店舗などに適したシステムかと思います。

従業員の操作による混雑状況を提供

最後にご紹介する方法は、誰でも簡単に混雑状況を提供することができてしまうシステムになります。店舗の店員がタブレットで「空席あり」「空席わずか」「満席」を手動で選択することにより、店舗が入っているビルのエントランスのデジタルサイネージに表示される仕組みになります。タブレットでお店の混雑状況を選んでもらうだけで反映されるため、システムに疎い方でも誰でも簡単に操作が可能です。ビルに入っているテナント複数店舗がこのシステムを利用すると、お客様は歩き回らなくてもデジタルサイネージを確認するだけで各店舗の混雑状況を把握できるようになります。

最近ではタブレットの代わりにサイコロのような形をしたセンサーで、混雑状況を選ぶことができるシステムがでてきており、より操作が簡単になってきています。

個々の利用状況の提供エリア別の混雑状況の提供入口で入退出を把握し混雑状況の提供
従業員の操作による混雑
従業員の操作による混雑状況を提供
機能面
設置のしやすさ
規模大~小大~小
コスト面


最後に

いかがでしたか? 場所や環境によって混雑状況を提供する方法も色々な種類があることがおわかりいただけたかと思います。

最後に、混雑状況を提供するにもデジタルサイネージはとても重要であり、設置場所や環境を考えたハードウェアでありソフトウェアである必要があります。

株式会社電縁では、豊富な導入実績がございます。デジタルサイネージの導入をトータルでご提供できる会社になります。

是非ご相談ください。

ワンストップのデジタルサイネージ【サイネージ・リレーション】 (s-relation.jp)

※参考:空き状況をリアルタイムに確認できる「トイレIoTシステム」

https://www.s-relation.jp/wordpress/blog/2018/12/13/the-toilet-IoT-system/

前の投稿
デジタルサイネージ事例比較11選
次の投稿
高速道路サービスエリアのデジタルサイネージ事情   ~屋外サイネージ編~