こんなに違う!従来の看板に無いデジタルサイネージの4つの魅力

「デジタルサイネージ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?デジタルサイネージとは、簡単に言えば、デジタル画面を使った看板のことです。

実は身近なところでたくさん使われているデジタルサイネージですが、どういったものなのか、従来の看板と何が違うのか、具体的にはわからないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、デジタルサイネージの特徴と従来の看板には無かった4つの魅力について、お伝えしていきます。「ビジネスに導入したい」など、少しでも興味がある方は、まずはこの記事からご一読ください。

 

デジタルサイネージとは?

「デジタルサイネージ」は、日本語に訳すと「電子看板」です。つまり、ディスプレイやプロジェクタなどの電子機器を使って、映像を含んだ情報を発信する看板を総称して、「デジタルサイネージ」と呼ぶのです。自由自在な映像切り替えをはじめとする、従来の看板には無い多彩な表現が可能なデジタルサイネージでは、今までより断然インパクトのある広告表示が叶います。
実際デジタルサイネージは、すでに私たちの身の周りで多く使われています。例えば、駅のコンコースやショッピングモール、アミューズメント施設に備えられた大型ディスプレイのデジタルサイネージであれば、誰もが一度は目にしたことがあるはずです。屋内・屋外を問わず、大小さまざまなものを設置できるめ、デジタルサイネージは現在、急速に利用が拡大しています。

それでは、なぜデジタルサイネージがこれほど注目されてきているのか、従来の看板には無いその4つの魅力について、ご紹介していきましょう。

 

 

1.動画が表示できる

一番わかりやすいのが、画面が動くということです。
看板に動画を表示できると、どのようなメリットがあるのでしょうか。

従来の看板やポスターなどには「動き」がないため、通行人に気がついてもらえないこともあります。見てもらえなければ情報を到達させることもできず、せっかくその情報を欲しているターゲットユーザーがいるのに、届いていない可能性があります。

対して、デジタルサイネージでは動画を用いることが可能です。動画なら静止画にはない「音声」や「動き」の要素から、視覚・聴覚に複合的にアピールできるため、静止画よりも効果的に情報発信できます。「なんの映像だろう?」と興味を引くことができれば、断然通行人の目に止まりやすくなるものです。

新製品やセールなどの情報は、1人でも多くの人に知ってもらい、集客効果を上げたいものです。そのような場合は、従来の看板よりデジタルサイネージを使用した方が、伝えたい内容や情報をより効果的に伝達できるでしょう。

 

2.リアルタイムで伝えられる

例えば、「2日間開催するセールの告知をしたい」と考えた時、あなたはどのような広告手法を取りますか。チラシやポスター、ダイレクトメールなどの媒体を使用した告知方法が、一般的かもしれません。ここで、それに加えて「看板」で告知をすることができれば、より集客効果が期待できると思いませんか?

デジタルサイネージは、事前に素材を用意したり、ネットワーク接続を使用したりすることで、リアルタイムでの情報更新、ライブ配信が可能です。この機能を活用すれば、「明日からセールを開催します!」という告知をした次の日に、「本日はセール開催中!」と表示するなど、日時を指定して複数の異なる動画を連続的に発信することができます。この時、各日の広告内容を全く違う様式にすれば、見る人に新鮮な印象を与えることもできるでしょう。

「リアルタイムに情報を発信できる」というこのメリットは、顧客を飽きさせない新しさが求められる広告配信だけでなく、気象情報・災害情報などの公益性が高い情報の発信にも生かすことができます。全ての情報は、一瞬一瞬で変わっていくものです。だからこそ、どれだけ「リアルタイム」に伝えられるかが最も大切で、それを実現することができる媒体が、「デジタルサイネージ」なのです。

 

3.ユーザーとの対話が可能

銀行のATMはタッチパネル操作となっているものがほとんどですが、これもデジタルサイネージのひとつです。このタッチパネルによる操作を看板に使用することで、インタラクティブな活用、つまり看板とそれを見る人とで対話しながら操作することが可能になります。これによって、見る人1人1人に合わせた情報を、その人自らの操作で導き出してもらえるようになるのです。

「触れる看板」の例として、ショッピングモールのフロアガイドが挙げられます。これまでのアナログな看板では、現在地と行きたい店の名前を照らし合わせ、自分で目的地までの道順を調べなければなりません。地図を読むことが苦手な人にとっては、その工程が負担に感じることもあるでしょう。

一方、デジタルサイネージを使用したフロアガイドなら、行きたい店舗の名前をタッチするだけで、自動的にその場所までの道順を示してくれます。簡単な操作で情報を入手できるため、機械操作が苦手な人でも抵抗なく利用できます。

また、駅の乗り換え案内や商品の配置を検索する媒体にも導入できるため、人手不足で問い合わせへの対応が間に合わないという問題も、解消することができます。「触れる看板」が、店員や駅員などに代わって、臨機応変な「リソース」の役割を果たしてくれるようになるのです。

 

4.スマホ連携可能

従来のポスターや看板などには、基本的に1つのQRコードしか載せることができません。しかしデジタルサイネージの場合は、画面を切り替えさせることが可能ですから、QRコードが1つに限定されることはありません。見る人の興味に応じて、タッチ操作でより多くの詳しい情報を引き出せるような仕組みになっているのです。

また、従来のポスターや看板は、そこに載せることができる情報量が限られている上、QRコードで詳しい情報が分かるようにしても、QRコードだけを更新することはできません。一方、デジタルサイネージはデータさえ用意してしまえば、QRコードを含む情報の更新をいつでも手軽に行うことができます。

さらに、デジタルサイネージでは複数のショップのクーポン情報、SNSアカウント等の情報もスマホと連携させることが可能です。このように、デジタルサイネージはスマホとの情報連携によって、ユーザーに自発的に情報を持ち帰ってもらい、より効率良く情報を伝達することができるのです。

 

まとめ

以上、デジタルサイネージに関心のある方に向けて、その特徴と4つの魅力をご紹介してきました。まとめると、デジタルサイネージは、以下の4つの魅力を持っています。

・「動き」と「音声」のある動画で伝えられる
・リアルタイムで伝えられる
・顧客との対話を通して伝えられる
・スマホと連携して伝えられる

こうして見ると、従来の看板やポスターでは、演出の良し悪しを抜きにしても、常に「新しい」情報を発信することや、「見る人」に合わせた情報を提供することができず、一方的で少ない情報の発信に留まっていたと言えます。それは、「情報を発信しながら顧客と対話する」ということが、技術的に難しかったからです。

しかし現在の「情報社会」では、人々は身の回りに溢れる情報の中から、必要なものを的確に選択しなければなりません。また、情報は日々めまぐるしく更新され続けるので、何かを伝える際にはそれが常に「新しい」ものであるかが問われます。「デジタルサイネージ」は、そんな情報の需給をめぐる時代のニーズに応えた現代のメディアです。今後、さらに幅広く普及していくことは間違いないでしょう。

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