もう迷わない!サイネージのタッチパネルを選ぶポイント8つ

数あるデジタルサイネージの中でも、お客様が自分で操作するタッチ式は、ターゲットを絞った情報提供ができて画期的です。タッチ式というだけあって、選ぶ際に鍵となるのは、液晶パネルの種類ですが、たくさんある中から一体どれを選んだらいいのか、お悩みではないですか?実は、タッチパネルに万能のものはありません。だからこそ、パネル選びには、着眼点を絞って比較していく選び方がもっとも有効です。

ここでは、代表的なタッチパネル、

a. 光学方式
b. 投影型静電容量方式
c. 超音波方式
d. 抵抗膜方式

の4つについて、8つのポイントから見た性能をご紹介していきます。

最後まで読んで頂ければ、必ず利用場面に合ったタッチパネルを選べるようになります。

 

ポイント1.タッチ反応

まずは、どのようなもので触れた時に正常に認識されるのか、タッチ反応に着目してみましょう。光学方式や抵抗膜方式では、指、ペンはもちろん、手袋などあらゆるもので入力ができます。これが超音波方式だと、専用タッチペンか、指や柔らかい素材のものにしか反応しなくなります。さらに投影型静電容量方式だと、専用タッチペンか指での操作以外には一切反応しません。

ポイント2.マルチタッチ可否

続いて、マルチタッチについて見ていきます。10点以上のマルチタッチが可能なのが、光学方式です。同じく投影型静電容量方式でもマルチタッチは可能で、しかもこちらは高速応答・高精度が売りになっています。できることにはできるが2点まで、というのが、超音波方式です。一方、抵抗膜方式は完全非対応で、1点ずつのタッチ操作しか認識できません。

 

ポイント3.タッチパネル透過率

タッチパネルの光透過率については、抵抗膜方式が弱いことを除けば、ほかの3つはそれほど問題ないといえます。なかでも、光学方式と超音波方式が優位に来ています。投影型静電容量方式も抵抗膜方式に比べれば高いですが、ほかの2者には劣ります。

 

ポイント4.外光のタッチ面への影響度

外光の影響で誤った位置検出が起こることがありますが、これは光学方式に顕著です。たとえば照明の強い反射や、光沢素材の接触などで誤検出が起こるのは珍しくありません。幸いほかの3方式では、このような心配はいりません。 

 

ポイント5.埃・水滴に対するデータの安定度

続いて、埃や水滴への耐性はどうでしょうか。これらに強いのが、投影型静電容量方式、抵抗膜方式です。一方、光学方式や超音波方式は、検出精度が水滴、虫、埃の影響を受けやすいとされています。

 

 

ポイント6.ノイズ対策

ノイズというのは、静電容量方式についてのみ関係してきます。投影型静電容量方式は、位置検出の構造上、近くに強電流が流れる金属筐体がある場合にその影響を受けやすくなっています。そのため、ディスプレイや周辺機器に対して適切なノイズ対策が必要です。これに対して、残りの3方式には、これといったノイズ対策の必要はありません。

ポイント7.大型化の可否

大型化が容易だとされるのが、光学方式です。超音波方式も大型化は可能です。また、投影型静電容量方式は大型パネルの量産が困難だといわれていましたが、近年では投影型静電容量方式の大型パネルも登場しています。一方、抵抗膜方式は、画面サイズが大きくなると検出精度が下がるため、大型化には向いていないといえます。

 

ポイント8.耐久性

耐久性を修理しながら継続して使い続けられる年数ととらえる場合、抵抗膜方式以外の3つはどれも似たような寿命で、およそ5年ほどといわれています。これらは耐久性が高いとされ、逆に抵抗膜方式の場合は、これほど長くは使い続けられません。
また、耐衝撃性や耐傷性の観点でみると、最も優れているのが超音波方式です。超音波方式は経年劣化が発生せず、高い安定性と長寿命が得られます。また、万が一表面に傷がついても、タッチ操作の検出がおこなえてしまいます。

 

 

まとめ

ここまででご紹介した特徴をそれぞれのパネルがどのくらい満たしているのか、まとめると、下表のようになります。

  a. 光学方式 b. 投影型静電容量
方式
c. 超音波方式 d. 抵抗膜方式
1. タッチ反応
(あらゆるもの)

(指、専用タッチペン)

(指、手袋、専用タッチペン)

(あらゆるもの)
2. マルチタッチ可否
(10点以上)

(高速応答・高精度)

(2点まで)
×
3. 光透過率
4. 外光に対するタッチ面の安定度 ×
(誤検出が頻発)
5. 埃・水滴に対する安定度 × ×
6. ノイズ対策  ×
(必要)
× ×
7. 大型化の可否
(容易)

(可能)

(可能)

(不向き)
8. 耐久性 
(耐衝撃性・耐傷性も高い)

最後に、以上を元に、よくある3つの使用場面に適したパネルはどれか、まとめていきます。

飲食店・不動産屋の場合

  a. 光学方式 b. 投影型静電容量
方式
c. 超音波方式 d. 抵抗膜方式
1. タッチ反応
(あらゆるもの)

(指、専用タッチペン)

(指、手袋、専用タッチペン)

(あらゆるもの)
2. マルチタッチ可否
(10点以上)

(高速応答・高精度)

(2点まで)
×
3. 光透過率
4. 外光に対するタッチ面の安定度 ×
(誤検出が頻発)
5. 埃・水滴に対する安定度 × ×
6. ノイズ対策  ×
(必要)
× ×
7. 大型化の可否
(容易)

(可能)

(可能)

(不向き)
8. 耐久性 
(耐衝撃性・耐傷性も高い)

例えば、飲食店や不動産屋などの店頭に設置するなら、外部の刺激に強いパネルを選ばなくてはなりません。表から、外光や埃・水滴などに強いうえ、耐久性もそこそこある投影型静電容量方式がふさわしいと考えられます。

大型ショッピングモールの場合

  a. 光学方式 b. 投影型静電容量
方式
c. 超音波方式 d. 抵抗膜方式
1. タッチ反応
(あらゆるもの)

(指、専用タッチペン)

(指、手袋、専用タッチペン)

(あらゆるもの)
2. マルチタッチ可否
(10点以上)

(高速応答・高精度)

(2点まで)
×
3. 光透過率
4. 外光に対するタッチ面の安定度 ×
(誤検出が頻発)
5. 埃・水滴に対する安定度 × ×
6. ノイズ対策  ×
(必要)
× ×
7. 大型化の可否
(容易)

(可能)

(可能)

(不向き)
8. 耐久性 
(耐衝撃性・耐傷性も高い)


大型ショッピングモール
では大型パネルが不可欠です。館内であれば外部刺激に多少弱くても問題ないので、光学方式が最適です。屋外であれば投影型静電容量方式が妥当でしょう。

医療現場の場合

  a. 光学方式 b. 投影型静電容量
方式
c. 超音波方式 d. 抵抗膜方式
1. タッチ反応
(あらゆるもの)

(指、専用タッチペン)

(指、手袋、専用タッチペン)

(あらゆるもの)
2. マルチタッチ可否
(10点以上)

(高速応答・高精度)

(2点まで)
×
3. 光透過率
4. 外光に対するタッチ面の安定度 ×
(誤検出が頻発)
5. 埃・水滴に対する安定度 × ×
6. ノイズ対策  ×
(必要)
× ×
7. 大型化の可否
(容易)

(可能)

(可能)

(不向き)
8. 耐久性 
(耐衝撃性・耐傷性も高い)

また、医療現場の医療機器や受付予約端末として使うなら、手袋でタッチできてさらに耐衝撃性・耐傷性の高い超音波方式が最適です。

また、こういった用途ではなく、単に店舗の商品陳列棚やカウンターに設置するだけなら、伝統的で比較的安価な抵抗膜方式でも十分です。

このように、パネル選びをする際には、それぞれの利用場面に外せないポイントを満たしているものはどれか、という視点が大切です。ここでご紹介した8つのポイントに是非着目して、自分に合ったタッチパネルはどれか、探していきましょう。

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