PRサービス効果大!デジタルサイネージ活用事例~病院・クリニック編~

デジタルサイネージ 病院 クリニック 業務改善 事例

最近病院や個人のクリニックを受診すると、待合スペースがすっきりとしている印象を抱くことはありませんか?
それは、もしかしたらデジタルサイネージの効果かもしれません。

病院の待合室といえば、ソファの前に家庭用テレビが置かれ、周囲の壁には数多くの紙媒体が掲示してある
(感染症予防の対策を促すポスターや、予防接種の情報を伝えるチラシなど…)という状況が一般的ではなかったでしょうか?
ここ数年のデジタルサイネージの普及で、施設の大小を問わず、病院や個人クリニックでデジタルサイネージを見かけることが多くなってきました。

病院やクリニックなど、医療機関へのデジタルサイネージ導入は、患者側・病院側双方にさまざまなメリットをもたらします。
今回は、病院におけるデジタルサイネージの具体的な活用方法やそのメリットを、注意すべき点と併せてお伝えします。

 

病院のデジタルサイネージ活用事例

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●受付から支払いまで、病院の中で活躍するデジタルサイネージ

病院でのデジタルサイネージ活用の様子を、総合病院を例にご紹介します。

患者が病院のエントランスに入ると先ず出迎えてくれるのが、「再来院受付機」といった名称で呼ばれるタッチパネル式のディスプレイです。

診察券を挿入するとその日にかかる予定の診療科の予約状況が表示されます。
内容に相違がなければ診察番号が発行され、紙に印字されて出てきます。
患者はその紙と診察券を持ち、直接診療科に向かいます。

このとき、多数の診療科を備えた総合病院では、自分が行くべき診療科が、院内のどこにあるのかわかりにくいことがあります。
そんな時に助けになるのが、エレベーターやエスカレーターの付近や廊下の柱に設置されたデジタルサイネージです。

ディスプレイには、どの棟や階にどんな診療科があるかといった一覧や、それぞれの階のフロアマップが表示されています。

目的の診療科までたどり着き、待合のソファに座ると、前方の天井から吊り下げられたディスプレイに、次に受診する人の診察番号が表示されています。
看護師に確認しなくても、現在診察中の番号と比較して自分がいつごろ呼ばれるかを予測することが可能です。
一定のスパンで画面が切り替わり、医師の在席状況や、診察前の注意事項などが表示されます。

診察が終了し、支払いの受付や院内薬局に出向くと、そこにも受付番号を表示するデジタルサイネージが設置されています。
番号が入れ替わり表示されている画面の下部に、テロップでニュースや天気予報が流れています。

自分の番号が表示されるまでの間に近くの柱に目をやれば、そこにもまた、デジタルサイネージが設置されています。
その画面には、院内で開催される一般向けのセミナー情報や健康診断を啓蒙するイラスト付きの情報、最寄りのバス停の時刻表が表示されています。

さらに、支払い時にも、もちろんデジタルサイネージが活用されています。
受付番号が表示されたら、自動支払機に向かいます。

再来院受付機同様、タッチパネル式のディスプレイが採用されており、患者は画面の案内に従ってタッチしていくことで、簡単に支払いを済ませることができます。
診療明細なども機械から発行されます。

上記のように、患者は医師による診察や薬剤師から薬を受け取る時以外、看護師や病院のスタッフによるサポートがなくても、ひととおり受付から診察、支払いまでを済ませることができるのです。

ポイント毎に設置されたデジタルサイネージが上手く機能しているといえます。
特に、総合病院や大学病院など、従業員数も利用者も多い大規模な病院において効果を発揮します。

 

●舞台裏でもデジタルサイネージが活躍

病院を訪れた患者だけのためではなく、院内で働く医師や看護師といった医療従事者のためにも多くのデジタルサイネージが活躍しています。
ナースステーションや検査室といった、医療従事者の専用エリアの導線上にデジタルサイネージを設置することにより、情報の共有などを容易に行うことが可能です。

急病の患者が搬送される緊急病院では一刻を争うため、このようなスタッフのサポートが重要です。

病院でのデジタルサイネージ活用は、顧客となる患者の満足度向上に加え、業務改善の役割も果たすのです。

 

病院・クリニックにデジタルサイネージを導入するメリット

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●待ち時間に対する患者のストレス軽減

病院や診療所では多くの場合、待ち時間が発生します。
しかも、まとまった時間ではなく、診察前、検査の前後、支払い前など、細切れになりがちなため、患者は微妙に時間を持て余しがちです。

厚生労働省による統計「平成26年 受療行動調査 」によると、診察までに15分以上待つと回答した人は全体の65.2%に上るそうです。
過半数を超える人が病院でじっと待っている時間を経験しています。
そして、多くの患者が、数分で済む診察に対して、待合室での待ち時間が長いことにイライラしています。

デジタルサイネージを活用して、受付や診察、支払いなど各場面において番号を表示することで、患者は名前を呼ばれることがなくそれぞれの用事を済ますことができ、プライバシーを保つことができます。

また、画面上に常時番号を表示しておけるため、一時的に席を立って戻ってきた際も、進行状況をひと目で確認することができます。
忙しく立ち回る病院のスタッフを呼び止めて状況を尋ねる手間やストレスも軽減されます。
医療機関側となるスタッフにとっても、余計な対応を減らすことができ、業務の効率化につながります。

 

●患者のプライバシーを守ることができる

デジタルサイネージを活用して、受付や診察、支払いなど各場面において番号を表示することで、患者は名前を呼ばれることがなくそれぞれの用事を済ますことができ、プライバシーを保つことができます。

また、画面上に常時番号を表示しておけるため、一時的に席を立って戻ってきた際も、進行状況をひと目で確認することができます。
忙しく立ち回る病院のスタッフを呼び止めて状況を尋ねる手間やストレスも軽減されます。
病院のスタッフ側にとっても、余計な対応を減らすことができ、業務の効率化につながります。

 

●ペーパーレス化ができる

デジタルサイネージは、ひとつの画面でさまざまな情報を表示することができます。
文字だけ、画像だけ、文字と画像、複数の情報を同時に…と、その表現方法もバリエーションが豊富です。
そのため、これまで受付の横や診察室前の壁を覆っていたポスターや掲示物・配布物といった紙媒体の情報を一か所に集約することができます。

この結果、すっきりと片付いた状態にすることができ、衛生状態もより改善するでしょう。いつでも清潔な病院は、患者のロイヤリティ向上が見込めます。
ペーパーレス化により、エコであり、掲示物を印刷したり掲示したり、定期的に確認したりといった業務の手間を削減することができます。また、内容に急な変更があった場合でも、紙媒体と比べてすぐに対応が可能です。

 

病院のデジタルサイネージに適したコンテンツと注意点とは?

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前述の総合病院での事例のように、多くの病院でデジタルサイネージは受付番号を表示させるモニターとして主に活用されています。

ひとくちに病院といっても、その規模も病院ごとに異なれば、内科や小児科、胃腸科など専門領域や受診する患者の性別や年代もばらばらです。
デジタルサイネージで提供するコンテンツの内容は、各病院の属性に合わせることが必要です。
例えば、歯科医院では歯列矯正の案内、内科では生活習慣病を予防する方法、小児科では子ども向けのアニメなどです。
動物病院では、ペットフードの広告や、動物の病気に関する豆知識などです。

コンテンツを作成するにあたり、厚生労働省の「医療広告ガイドライン」 に沿った内容であるか、薬事法 などに抵触していないかを注意する必要があります。

 

まとめ

病院・診療所などの医療機関は、デジタルサイネージの機能を存分に生かすことができるロケーションといえるでしょう。
最近は、オンラインで来院予約ができる病院やクリニックも多く、PCやスマホから簡単に予約を取ることができます。

さらに、診察状況がリアルタイムに更新されるので、自宅で待ち時間を過ごすことも可能です。
そういう意味では、個人が所有するスマホも、広い意味で病院のデジタルサイネージになりうると捉えると、デジタルサイネージで表現できることは無限のように思います。

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