進化し続けるデジタルサイネージ!最新技術5選

近年、デジタルサイネージの市場規模はますます拡大しています。
街を見渡しても、駅構内や電車内の広告、商業施設のシンボルや観光地の案内板など、デジタルサイネージを見かける機会は増えているのではないでしょうか。

拡大する市場に伴い、デジタルサイネージの技術も日進月歩の発展を見せています
多彩な表現方法や利便性の向上によって、デジタルサイネージの可能性はさらに広がっているのです。

今回は5つのデジタルサイネージ提供企業に焦点を当て、各企業の最新技術をご紹介します。

 

1.PDC 「Stylish Vision」

屋内向けのキャビネットタイプの薄型軽量LEDディスプレイです。
奥行が84mmと非常に薄く、重量も26kg/㎡と軽量です。

高い解像度を確保しながらフロントからメンテナンスをすることが可能になっていて、後部スペース不要の高い設置性が魅力になっています。
もちろん、リア部分からモジュール交換や電源ユニットの交換ができる他、受信カードの変更も可能です。
従来では設置不可能だった場所にも容易に設置が可能で、搬出入やレイアウト変更に柔軟に対応できる点も評価のポイントになります。

ユニットの連結部分は凹凸双方に曲線をつけることも可能になっていて、5度までの曲線に対応しています。
柱巻きのタイプも選択できるため、場所に合わせた最適な設置を選択することができます。

屋外向けのモデルも用意されている他、曲面タイプや床面設置に利用できるモデルも存在します。
曲面タイプはマグネットを利用して簡単に設置が可能で、床面タイプはタッチスクリーンに対応しており、床を歩くたびに映像が切り替わるインタラクティブLEDとして利用可能です。

壁面から床までつなげて一つのシステムと利用できることやメンテナンス性の高さが魅力になっています。
ただし、屋外モデル等はフロントメンテナンスができないなど、モデルごとの違いに注意が必要です。

 

2.AGC 「インフォベール」

ガラスに直接液晶ディスプレイを張り合わせることにより、従来のデジタルサイネージに比べて大幅に視認性を向上させることに成功しています。
反射面が減るため高コントラストでクリアな映像表現を実現しているのも特長です。

ディスプレイ設置のための架台も不要で、狭いスペースでも設置ができるのも魅力です。
また、常温・常圧で接着できる特殊樹脂を利用していて、現場での施工が可能になるなど、設置コスト削減にも貢献してくれます。
新しくガラスを用意する必要がなく、既設のガラスに設置可能なことも長所になります。
さらに、ガラスを傷つけることなく取り外すことも可能で、鏡の中に設置することもできます。

注意点は、既設のガラスに取り付ける場合はガラスの診断が必要になることです。
傷が多いガラスであれば視認性の高さというメリットが生かせない可能性がある他、耐久性のチェックなど事前の確認が必要になるのです。

サイズは21.5インチから65インチまでで、大きさだけでなく輝度を選択できるモデルもあります
設置場所によっては輝度の高さが重要になってくるため、加減ができるのは大きな魅力です。
21.5インチモデルは1600cdと高輝度に設定されていて、公共施設や商業施設のインフォメーションなどにも使いやすくなっています。

垂直方向であれば縦置き横置きも可能で、表示のバリエーションも選びやすくなっています。

 

3.DNP 電子ペーパー

3-1.ツイストボール方式

2色の反転や表現の変化により高いアイキャッチ効果が期待できるのが特長です。
曲面での設置が可能な他、消費電力が小さく乾電池で動作が可能というメリットがあります。

電源がなくても使えることから管理が手軽なことも見逃せないポイントになります。
薄型軽量でサイズも小型から大型まで自由に選べるのも魅力で、アニメーション形式で画像を変化させることも可能です。

展示コーナーのパネルとして導入例がある他、カーブカウンターや注意喚起の看板などに利用されています。
時計やタイマーとしての導入事例もあります。
展開可能色は、黒、青、赤、緑、橙の5色で、自由に組み合わせることが可能です。

 

3-2.E Ink方式

E Ink社が開発したE Ink方式(電気泳動方式)の電子ペーパー「PRISM™」を採用しており、柔らかい色調とグラデーション表現を得意としています。
薄膜フィルムで軽量に作られていて、高所に下げるバナーを安全に設置できるのもメリットです。
自発光ではないため他の照明と干渉しにくいのも特長になります。

消費電力が小さいのはツイストボール方式と同様で、乾電池で動作可能です。
電源確保が不要なため移動の柔軟性にも優れています。
電力消費は表示の変更時に限られるため、電源を切っても画面上の画像を維持できるという特徴も持っています。

折りたたみ式の看板やPOPとしても利用例があります。
また、コンセプト出展として電子ペーパーを活用したイベントコスチュームが誕生していて、複数のイベントで賞を受賞しています。

 

4.凸版印刷 「FloatPanelDisplay」

白く光る特殊なディスプレイと、さまざまな形に加工した偏光フィルムをセットで利用するのが特長です。
偏向フィルムをかざすことでフィルムの部分にのみ映像が映し出されるため、高いアイキャッチ性を発揮します。
フィルムを複数用意し、組み合わせることで多様な演出が可能になっています。

ポイントになるのがディスプレイと偏向フィルムを離して利用できることです。
設置場所を調整することで企業ロゴや映像が空中に浮くような演出も可能になっています。

特徴的な採用事例として、シンガポール・チャンギ国際空港内の日本食専門フードホール「JAPAN GOURMET HALL 『SORA』」での利用が挙げられます。
富士山型のフィルムに日本の四季の画像などが写されるのが特徴的です。

凸版印刷にはディスプレイに写すコンテンツ作成の他、販促効果の測定のチェックも依頼可能で、コストパフォーマンスに見合ったものか確認することもできます。

 

5.LG 有機EL

5-1.透過OLED

ディスプレイが透明なため背景と合わせた演出が可能です。
文字を浮かせて表示するだけでなく、透明感を生かした色彩表現が可能になります。

映像に合わせて数字を変化させるといった利用方法が可能な他、画面を一色で塗りつぶして瞬間的に背景を見せるといった工夫もできます。
オブジェ感覚で利用することも可能で、ホテルのカウンターなどに置いて季節ごとに象徴的な映像を映し出すといったことも可能です。

 

5-2.曲面

ディスプレイを曲面化することで自由度の高い演出が可能です。
一般的なディスプレイと違い、見る角度によって色彩がかわらないのも魅力になります。
色調の豊かさと高コントラストによる視認性の高さも魅力で、円柱に巻きつけられるなど宣伝広告の場が広がります。

博多駅に設置された6面×6面の大型サイネージで有名で、曲面を利用することで映像が迫ってくるような迫力ある表現に成功しています。
複数のパネルを連結させることで大型の映像を映し出すことも可能で、既存製品との組み合わせができるのも特徴です。

 

まとめ

技術の進歩によって、デジタルサイネージはこれまで以上に高い視認性やアイキャッチ効果、柔軟な表現力を持つようになりました。
設置の利便性やコストカットも進んでおり、サイネージの導入はますます身近な選択肢となっています。

様々な最新技術の登場により、サイネージの可能性はより一層広がっていくこととなるでしょう。
今後も、デジタルサイネージ技術のさらなる進化に注目していく必要がありそうです。

前の投稿
屋外サイネージはどう選ぶ?失敗しないコツを紹介!
次の投稿
デジタルサイネージの運用にはいくらかかるの?低価格におさえるコツを伝授!

 

メニュー