デジタルサイネージの設置工事で考えるべきこととは? 取り付け方法4種とそのメリット・デメリットを紹介!

デジタルサイネージを導入する際に注意すべきことの一つが設置工事です。

設置場所やその取り付け方法によって、工事の必要性(=工事による追加費用)の有無や得られる効果は異なります。
そのため、低コストで高い視認性・利便性を得られるというサイネージのメリットを最大限に発揮するためにも、用途に合わせて「どこに設置するか」「どのような方法で設置するか」を適切に決めることが重要となるのです。

今回はサイネージの設置・取り付け工事について、設置場所の決め方や4つの取り付け方法のメリットとデメリットを中心に、場面ごとの設置例やサイネージの効果を高める工夫をあわせて紹介していきます。

 

1.設置場所の決め方

デジタルサイネージを設置する場所として真っ先に浮かぶのは、おそらく「多くの人の目につく所、宣伝効果の高い所」ではないでしょうか?
もちろんこれらは設置場所を決める上で非常に大切な要素ですが、まず一番はじめにチェックすべき、見落としがちなことがあります。

それは、「ネットワーク(有線 or 無線)に接続可能で、電源が取得できる環境にあるか」です。

バッテリー式でネットワークに繋がらない状況でも機能するデジタルサイネージも存在しますが、その分メンテナンスに手間がかかることになります。
コンテンツの更新にも手間がかかるため、柔軟な運用を視野に入れるとマイナス面が目立つケースが多いのです。
ネットワーク上でコントロールが可能で電源を引ける状態であれば、簡単に表示するコンテンツを変えることも簡単になり、利便性や視覚効果を高めやすくなります。

もしデジタルサイネージを設置したい場所がこの条件を満たしていなかったとしても、長いLANケーブルの利用や延長電源ケーブルの敷設などで解決することができれば問題にはなりません。
不安な場合は事業者に確認してみることをおすすめします。

 

2.4つの取り付け方法とメリット・デメリット

デジタルサイネージの取り付け方法は、大きく「スタンド、筐体、壁掛け、天吊り」の4種類に分けられます。
それぞれにメリットとデメリットがあり、どのような業種や場所に向いているかが異なるため、まずは大まかな特徴をつかむことが重要です。

2-1.スタンド

最も普及しているタイプのサイネージがスタンド型です。
スタンドタイプのメリットは設置場所を自由に変えられることです
また、自立可能なため工事が不要で、導入コストを抑えられるというメリットもあります。
施設の外に設置し、必要に応じて出し入れをするなど柔軟な利用が可能なものもあります。
様々な種類があり、小型軽量のものや薄型で持ち運びがしやすいものも出回っているため、用途に応じた選択肢があるのもポイントです。

デメリットとなるのは設置場所を確保する必要があることです
敷地外に設置する場合は道交法などの法律面のトラブルになるケースもあります。
また、小型軽量のものなどは盗難などにあう可能性も出てくるため、防犯上の管理が必要になる場合もあります。
デザインが限られるのもデメリットの一つです。

飲食店や小売店の店頭設置などに良く使われています。

 

2-2.筐体

筐体はスタンド式と違い、筐体自体にデザイン性をつけられるのがメリットになっています
タッチパネルに対応させやすいのも特長で、ただ情報を表示させるだけでなく利用者が知りたい情報を自分で探せるのが魅力になります。
施設案内などに使いやすく、タッチパネルを利用したさまざまなコンテンツを提供するなど応用性が高くなっています。

デメリットになるのがデザイン性にこだわる場合はオーダーメイドになり、コストがかかるようになってしまう点です。また、固定式の場合は工事も必要です。
屋外に設置する場合は防水機能のある筐体を選ぶ必要があり、電源やネットワーク確保などの手間も増えることになります。
設置の難易度が上がればそれだけコストがかかる可能性も高まってしまうのです。

工事現場や観光案内などで良く使われる方式になります。

 

2-3.壁掛け

デジタルサイネージ,店舗薄型のスクリーンなどを利用した壁掛けタイプのデジタルサイネージは、空間を有効活用できることが特徴です。
スタイリッシュな演出装置としてアミューズメント施設に使われるケースも存在し、タッチパネルに対応させて表示内容を変えることも可能です。
面積が広い壁や柱を利用して視認性を向上させられるため、複数の人に同時に訴求ができるのもメリットです。

デメリットとしては、工事が必要になるため導入コストが高くなりやすいことが挙げられます。

アパレルの店舗や社内サイネージとして利用されることの多い方法です。

 

2-4.天吊り

天井から吊り下げることで空間を有効利用し、洗練された空間を作り出すことが可能です
遠くからでも目立つのも特長で、視認性が高く多くの人に同時に訴求できるメリットがあります。
視線がさえぎられることが少ないため、サイネージの前に人が集まっても見えやすいという特徴を活かし、食堂のメニュー表示などに用いられています。

デメリットは工事が必要なことと、天井の強度による制限があることです。
天井の強度が低い場合は重量があるものを吊り下げられないため、事前の確認が必要になります。

 

3.装飾をどうする?

デジタルサイネージは設置して終わりではなく、目立たせるための工夫が必要になる場合もあります。
「カッティングシート」を用いて装飾を行うことは一般的で、デザイン性を高めるだけでなくサイネージの機能をわかりやすく伝えることができます

例えばタッチ対応や多言語対応であることをサイネージの情報に盛り込んでも、表示までに行き着かずに見落としが発生することがあります。
補足情報やサイネージの持つ機能の情報をカッティングシートでアピールすれば、操作をする人が増え、その人たちを見た人たちが操作を覚えていくといった循環に繋げやすくなります。

利用する人が多く、注目を集めるものであればそれだけ有効活用が進んでいるという証拠になります。
あまり人が使っていない機能などがあれば補足の情報を加えるようにするなど、より使いやすく改善していくことも大切になります。

 

まとめ

デジタルサイネージにはさまざまな種類があり、設置方法によってコストや機能性、デザイン性などが大きく変わります
ただし、飲食店だからスタンド式を選ぶといった考え方ではなく、個別の事例ごとに利便性や視覚効果を追及することが大切になります。

重要なのはいかに顧客や利用者に情報を伝え、有効に利用して貰えるかです。
宣伝効果だけでなく、積極的な情報開示による問い合わせの応答にかかる人件費削減、利便性向上によるリピーター増などさまざまな実益に繋げることが本質になります。
サイネージを補助するための演出を取り入れるなど、工夫をセットにすることでさらに効果が高まることも多いのです。

サイネージの効果を最大化するために、目的や用途に合わせて適切な設置方法を選ぶことは非常に重要だと言えるでしょう。

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