「週刊ビル経営」に弊社篠のインタビューが掲載されました。

電縁 コンテンツ製作を利点に伸びるデジタルサイネージ事業

参入数も多く厳しい競争が続くデジタルサイネージ業界。高い広告効果が見込まれニーズは各所からあり、これまでとは異なるクライアントからの受注もある。
一方、ビルへの導入はまだ少ない。しかし、活用次第でオーナーにとっても妙味のある投資であることが浮かび上がってきた。

 

銀行や店舗、商業施設などでしばし見かけるデジタルサイネージ。サービスに関わる最新情報などを一目でわかりやすく表示し、合間に最新のニュースや天気予報、交通情報などを流し飽きさせない工夫をしているため、広告効果が高い。最近ではビルのエントランスやエレベーターホールなどに設置する動きも加速している。コンテンツ製作力の高さを武器に業界で一角の地位を築く電縁(東京品川区)セールスマネージャーの篠康文氏は現在のデジタルサイネージの動向について「デジタルサイネージ事業で大きな売り上げを占めているのは店舗。業界内では不動産仲介店舗への導入も多く、チェーン店から地場の事業者への導入も進んでいます」と話す。ウェブシステム開発を軸事業に据える同社ではそれぞれの店舗場所のニーズに沿ったデジタルサイネージのシステム構築を得意としている。篠氏も「価格競争が激しいデジタルサイネージ業界ですが、一定の支持を得ている背景にはワンストップでできる技術力があるからでは」と自信を見せる。不動産業界でも導入は進んでいて、その大きな割合を握るのが不動産仲介店舗だ。「店頭などに表示することによって部屋など探すお客さんが立ち止まる機会となっている。当社のデジタルサイネージではプリントアウト機能を組み込んでいるため、お店のなかに誘導する仕掛けとしても最適だ」(篠氏)

またビルや商業施設、マンションでも導入が進む。だが、マンションの場合は特有の難しさがある。管理会社が許可しても、住人を主体とする管理組合がコスト増加を望まず、総会で否決されることも多いという。「設備改修や管理組合からのお知らせ、地域の情報などを見ることができる。管理会社にとっても住民側にとってもデジタルサイネージ導入の効果が大きいことが理解して頂ければ、より多くの導入が進んでいくのではないか」(篠氏)

導入場所を年々増やしているデジタルサイネージだが、同社の最近の導入事例では建設現場での導入も増えてきているという。工事の案内等を掲示することが義務となっているが、従来は手書きで行っていた。その案内をデジタルサイネージに切り替えることで、複数の掲示板が1画面に収まり、すっきりとした見やすい案内に変えることが可能となる。
「引き続き、店舗へ導入支援を進めていくとともに、これまで導入されていなかった場所への営業も進めて生きたい」(篠氏)

まだ導入が進んでいない穴場は多い。その一角にはビルオーナーも入ってくるだろう。コストは気になるところだが、それを上回るメリットはないか。高いアンテナを張っておくべきであろう。

 

引用元
週刊ビル経営:http://biru-mall.com/

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