タッチパネル導入のメリットって?不動産の集客アップ事例!

デジタルサイネージ 不動産サイネージ タッチパネル

皆さんはデジタルサイネージという言葉を聞いたことがあるでしょうか。
タッチパネル式の大型ディスプレイで、駅の改札前や不動産屋の前に設置されているものがデジタルサイネージです。

いかに集客効果を高め、売上を伸ばしていくかを考えた時に、デジタルサイネージは一つのツールとして、導入価値があると言えるでしょう。
本記事では、デジタルサイネージの基本的な概要から、導入のメリット、不動産仲介業での導入事例についてご紹介していきます。

紙でのアピールだけでなく、デジタル式のアピール手法で集客する方法もあるので、ご検討にあたって参考になれば幸いです。

デジタルサイネージに利用されるタッチパネル

デジタルサイネージ 不動産サイネージ タッチパネル

タッチパネルのようなデバイスを使用して、看板や広告等の役割を果たすシステムがいわゆるデジタルサイネージと呼ばれるものです。
音声を出力することで、人の関心を惹くこともできます。
タッチパネルは指やタッチペンで簡単に操作でき、至るところに普及しています。

銀行ATMや、駅の自動切符売り場などで身近なものとなっています。
また、スマートフォンのように個人が所有し、調べたいことや探したいものを短時間で検索できるようになってきています。

ディスプレイを大きくして店頭に設置することで、パンフレットや看板を置くより足を止める人が増加することも期待できます。
タッチパネルならば、利用する人が見たい内容を素早く表示できるからです。
書店でも設置され、例えば、「資格」というキーワードを検索エリアに入力することで、どのような資格の本が何階のどのスペースに置いてあるか簡単に把握することができます。
在庫の確認を行うことも可能で、利用者の想定よりも多くの情報を閲覧することができ、広告にもなります。
パンフレットや看板は静止画ですが、デジタル化することで動画を配信することもできます。

また、タッチパネルなら、利用者が閲覧した内容を履歴として確認することができるので、人気を集めている情報を把握することができます。

その他、タッチパネルは飲食業にも利用されています。
例えば、メニューは写真付きで注文はタッチパネルで行われますが、メニューが完売したら非表示にするのではなく、”完売”とメニューの上に表示させます。
そうすることで、商品の人気が利用者に伝わり、次回は来店する時間帯を早めようと考える利用者も一定程度いるでしょう。

時間帯による商品の売れ筋が従業員にもわかるので、時間別に仕事内容の対策を検討することもできます。
さらに、新商品や期間限定、おすすめ等のページを設けることで、より多くの情報を提示でき、商品の売り上げにもつながります。

内容の変更も紙媒体のように印刷する必要がないので、多くの時間を必要としません。
戦略に疑問点が生じたり、アイデアの変更が必要となったりしても、スピーディーに内容を更新することができます。
利用者数もわかるので、内容の変更と照合して改善点を考慮することもできます。

実際にタッチパネルを利用する流れとしては、まず専門業者に依頼します。
業者は店舗のレイアウトを確認し、設置場所と設置方法を話し合いながら決めます。

ディスプレイは、利用者が操作しやすい高さに設置されます。
タッチパネルシートを店舗の窓ガラスに貼り付けることで、タッチパネルとなります。
依頼者の立ち会いのもとで動作確認を行い、操作する感覚に違和感がないかチェックします。

タッチパネルは遠隔操作することができ、連動する機器は風雨や衝突による破損や故障のリスクを避けるため店内に設置します。
STB(セットトップボックス)やケーブル類は保護する必要がありますが、STBの設置は専門の工事業者が行うことになります。
事前に無料パンフレットをWebサイトからダウンロードして、依頼する業者を比較することで、信用やコスト削減の判断に役立ちます。

タッチパネルを店頭に置く効果やメリット

デジタルサイネージ 不動産サイネージ タッチパネル

タッチパネル化システム

物件情報がタッチパネル化されることで、お勧めしたい物件を動画として流すことができ、来訪者の関心をより惹きつけることができます。
従業員によるデータ管理が可能で、最新の物件情報を流すことができます。
1つの物件でも、看板に写真を1枚貼るより、様々なアングルから物件を見せたり、内装を表示させたりする方が利用者をより惹きつけられるでしょう。

音声を付けることもできるので、詳細な案内をすることもできます。
LEDバックライトによって、24時間タッチパネルの運用を続けても消費電力を抑えられ、営業時間外でも物件に興味のある人が訪れて店舗の有効活用にもつながります。

利用者視点のメリット

利用者の視点からも、とても便利と言えるでしょう。
インターネットで検索するよりも手間が省けますし、良い物件が見つかるまでの店員とのやり取りにストレスを感じる人も気軽に利用することができます。
店頭のタッチパネルを利用することは、その店舗があるエリアでの物件を探しているか、その物件に興味を持ったということだと考えられます。

良い物件が見つかれば、QRコードやFelicaを利用して携帯電話に情報を送信することもできます。
家族がいる来訪者は家族と情報の共有をすることができ、相談したい場合にも有効です。
検索結果は携帯電話に送信するだけでなく、店内のプリンターからの印刷も可能で、店内へと導くことができるので、集客率の向上が期待できます。
印刷可能な時間帯を設定することができ、営業時間内のみに指定することもできます。

従業員や店舗の特徴を紹介

また、従業員や店舗の特徴を紹介することもでき、来訪者に信用と安心感を与えられます。従業員は物件情報に加えて、地域情報にも詳しいことで信頼度が上がります。
物件の近くにあるお店や学校、医療施設、災害時の避難場所、ペットを飼う人の割合、楽器の演奏について、駐車場や駐輪場、夜間の環境等についての情報です。
タッチパネルに表示させる情報に幅を持たせることができ、利用者がより正確な情報を得られることでトラブル回避にも繋がります。

世帯の人数や年齢層によるニーズ、バリアフリーや耐震について把握し、タッチパネルが利用されていない間も広告を動画配信することで、CMとしての有効活用ができます。
ファミリーが多い時間帯、サラリーマンや学生が多い時間帯など、時間帯によって広告内容を変更することもできます。

アフターフォローやオリジナリティ

アフターフォローやオリジナリティもアピールし、他社との差をつけます。
人感センサーを使用することでCMから物件検索の画面に切り替えることも可能で、集客に効果的です。
2ヶ所以上設置しても統一した運用ができるため、情報の提供を広げた場合でも管理を効率的に行うことができます。

デジタルサイネージに関しては、特に専門的な知識を必要としません。
来訪者が店内を訪れたら、接客ノウハウを活かすことが求められます。
顧客はサービスレベルの質も見ているので、誠意を持って成約につながるよう取り組む姿勢が大切です。

不動産のデジタルサイネージ導入事例2選

デジタルサイネージ 不動産サイネージ タッチパネル

事例1

多様なニーズに応えるサービスを提供している、住みかえを支援する企業の導入事例についてご紹介します。
導入の決め手は、最大100台のクライアントに情報を一括配信することができ、コンテンツの作成と併せて充実した管理ができる機能があったことです。

この企業は、物件情報やポスターが店頭に並べられた不動産業のイメージを、スタイリッシュなものへ変えたいと考え、大型ディスプレイを導入することを検討し、大画面でありながら高画質で映り込みの少ないディスプレイを選んでいます。
デジタルサイネージの導入後は、店頭で立ち止まる人やディスプレイに表示される内容について尋ねる人が増えました。
特に、夜になると大型ディスプレイによって店舗が明るく引き立つため、店舗のPRにもなっています。

地域密着型の店舗を増やす計画を実行しているので、共通のコンテンツを一斉配信できることや地域情報のエリア別配信など、柔軟性のある配信ができて使い勝手が良いと高い評価をしています。
今後は、音声によるナレーションやBGMによって演出を工夫することや、市場や金利など不動産業界にとって重要なニュースの配信、各店舗からの情報をもとにした地域に密着する情報配信など、顧客のニーズに重点を置いたコンテンツの充実を予定しています。

事例2

続いて、様々な賃貸・管理・売買物件を仲介し、地域に密着した経営を実践する企業の導入事例についてです。
デジタルサイネージ導入前は長年に渡って来客数が増えず、ホームページを開設したり、イベントを開催したりしても大きな変化は見られませんでした。
導入検討のポイントは、遠くからでも人目につく、アイキャッチ効果に期待したことです。

ディスプレイに表示するコンテンツは新入社員が制作したのですが、難しい説明を受けることなく、20分程度でスライドショーを完成させました。
この企業では、アイキャッチ効果とコンテンツ制作に時間を費やさない点が、導入の決め手となりました。
導入後は物件の内容がリアルに伝わってくるという顧客が増え、集客率が向上しました。
常に最新情報を提供できるため、成約数も増えました。

センスの良い店として高い評価を受けるようになり、口コミも広がりました。
さらに、QRコードも作成して携帯電話にアクセスできるようにしました。
今後は、ディスプレイに表示する内容だけでなくデザインも充実させ、インターネットの活用と合わせて集客率を上げることが目標です。
物件1件ごとに豊富な内容と良質なデザインを表示させ、来店する人が増えることを目指しています。

そして、ホームページをリニューアルしてデジタルサイネージとインターネットを合わせた新しい不動産の店としてアピールしていく予定です。
スタイリッシュで目立つ、新しくて利用者にも従業員にも使いやすくて便利という点を打ち出して、集客増を目指しています。
顧客が来店するきっかけとなるデジタルサイネージは、多くの店舗で導入されてきています。

まとめ

デジタルサイネージについて、概要からそのメリット、導入事例についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
最近では、不動産のお店の前にデジタルサイネージが導入されているところも目立つようになってきましたが、未だに紙の掲示板を出しているところも少なくありません。

昨今のデジタル化の流れからも、デジタルサイネージを導入することは店舗にとって販促になるだけでなく、集客効果も見込めることがご理解いただけたのではないでしょうか。

予算との兼ね合いもあるでしょうが、一度デジタルサイネージの導入を検討することも、商売繁盛の一つのきっかけになるかもしれません。

前の投稿
潜在顧客にはディスプレイ広告でアプローチ~集客方法のはじめの一歩~
次の投稿
デジタルサイネージやタッチパネルは、なぜ“今”日本に必要なのか? ~導入のメリットとは~