実は身近なタブレット・iPad型デジタルサイネージ!導入のメリットとデメリット

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当サイトはデジタルサイネージに関する豆知識・ノウハウや導入事例をご紹介していますが、読者のみなさんはデジタルサイネージに対してどのようなイメージを持っているでしょうか。

想像しやすいものは、繁華街にある大きなディスプレイや駅前のインフォメーションボードなど、大きなサイズのモニターにコンテンツが映し出されたものだと思います。

もちろん、それらはサイネージの代表例の一つですが、他にも様々な形態があるのです。

例えば、スタンドで分類すると、卓上型・イーゼルタイプ・キオスク型などがあります。
ディスプレイの大きさだけでなく種類から分類すると、LEDディスプレイ・液晶ディスプレイ・有機ELディスプレイなどがあります。
また、大きさ別だと、大型・テレビサイズ・スマートフォンサイズ(タブレットサイズ)などに分類されます。

今回は、これらのうちタブレット型・iPad型のデジタルサイネージについて取り上げます。
あなたが出先で使っている端末も、実はデジタルサイネージかもしれません。

 

いまさら聞けないタブレットって?デジタルサイネージだと??

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ここ数年、「タブレット」という言葉をよく聞くようになりましたが、スマートフォンやパソコンとの違いが分からない方もいらっしゃるかもしれません。
そもそもタブレットとはどのようなものかおさらいしましょう。

タブレット(tablet)は、机、テーブル、板などを表すtableが語源となっており、持ち運びのできるほどのサイズの石板や木版を指示します。
また、薬やエチケット製品では、小粒の錠剤を意味することもあります。

電子機器で用いられる場合は、スマートフォンとノートパソコンの中間ほどのサイズとなります。
タブレットデバイスにはキーボードはなく、文字入力やクリックをタッチ操作によって行います。

これだけ聞くと、「スマホのサイズを大きくしたものじゃないか」と思われるかもしれませんが、性質から考えると、PCのキーボードとマウスを取り除いたものと言った方が近いでしょう。

スマートフォン(smartphone)はその名の通り、「電話」が中心であり、パソコンの機能を備えた携帯電話です。
フィーチャーフォン・ガラパゴスケータイ(ガラケー)などと呼ばれる従来の携帯電話と比較して「スマホ」と呼ばれることからもわかると思います。

スマートフォンと比べると、CPUのスペックが高いものが多く動画の再生などに優れ、
パソコンと比べると、軽量で持ちやすいことや、画面を傾けながら見やすい角度に調整できることなどが利点です。

なお、iPadとはタブレットの種類の一つで、Apple社が開発したOS(オペレーションシステム)の「iOS」を搭載したタブレット端末のことを指します。
同様に、日本での利用数や携帯電話における利用割合の高いiPhoneは、iOSを搭載したスマートフォンです。

デジタルサイネージにおける活用では、コンパクトな小型サイズが大きな特長です。
小型のデジタルサイネージは、「インストア・デジタルサイネージ」と呼ばれることもあり、小売店の店舗内・家電量販店・携帯ショップなどで利用されています。

タブレット型サイネージのメリット・デメリット

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続いて、タブレット・iPad型を利用するメリットとデメリットについてご紹介します。

メリット

・1対1で利用することができる

よくイメージされるデジタルサイネージは中型~大型のもので、1つのディスプレイで多数の通行人や店舗の利用者に訴求する1対N(多数の消費者)という状態になります。

それに比べ、タブレットやiPad型では基本的に1つの端末に対して一人で目を向け、操作などを行います。
その分、サイネージのコンテンツに対しユーザーが注目し、実際の行動に移る可能性が高くなります。

つまり、タブレット型サイネージを利用した人の数(顧客数)に対する商品の購入に至った回数(コンバージョン、CV数)割合を表す、
CVR(顧客変換率)が高いツールと言えます。
ちなみに、CVR=CV数÷顧客数 という関係にあります。

・ハードの単価が比較的低く、機能も充実している

基本的にデジタルサイネージはBtoB向けの製品となりますが、タブレットやiPadはBtoC向けにも販売されており消費者も利用します。
流通量に加え、本体・ディスプレイのサイズも小さいことなどから、低価格で取りそろえることができます。

ハードの安さのみを追求するならば、さらに安価なデジタルフォトフレーム(デジタル写真を表示するディスプレイ)を活用するという手もありますが、機能は写真やイラストのような静止画スライドショー・簡単なアニメーションなどに限定されます。

それに対しタブレット端末の場合は、CMS(コンテンツマネジメントシステム)が活用できるため、
パソコンで動画やアニメーション・アプリケーションなどのコンテンツを作成してサーバーに登録、
それをタブレットにダウンロードし、利用後にはログをサーバーに集積するなど、クラウド管理が可能となります。

複数台の端末を使う場合には、コンテンツの管理やメンテナンスなどが便利になります。
外部で作成・更新される天気予報や占い、ニュースなどのコンテンツを利用する際にも、CMSを用いるため、
タブレットは低価格で様々な機能を利用できるコストパフォーマンスのいいハードと言えます。

・スペースを取らない

大型のサイネージは、スタンドを用いる場合は店舗・オフィス内などにサイネージ用のスペースを確保します。
また、稼働させるためにコードの配線なども必要な場合があります。

それに対し、タブレット型の場合は、机の上に端末を置くだけでも使用可能です。
そのため、一つの机に複数台置くなど、細かで多くの配置が可能になります。

デメリット

・アイキャッチ効果は小さい

デジタルサイネージの利点の一つであるアイキャッチ効果はあまり期待できません。
小型で一人一人に使ってもらう性質上、近くに行かなければデジタルサイネージがあると認知できません。

特に、画面が小さいことから映像や書かれている文字は近くに行かないと認識できないので、大型に比べて集客効果は弱まります。
顧客をマーケティングの観点から、①潜在顧客②見込顧客③新規顧客④リピート顧客と分類すると、
タブレットを利用した見込顧客を新規・リピート顧客にする機能はありますが、潜在顧客を引き付けて、見込顧客にするまでの機能は不十分であると言えます。

・盗難のリスク

ハード自体は一般の消費者が使うタブレット端末と同様のため、設置しているものが盗難されてしまう可能性も、全くないというわけではありません。
チェーンをかける、位置を固定するケースやスタンドを用意するなど、何かしらの対策を講じるのがベストです。

・容量の大きすぎるコンテンツでの障害

タブレットはキーボードやマウスなどPCの機能を一部取り除いて小型化・軽量化したものです。
そのため、STB(セットトップボックス)などを用いた大型のデジタルサイネージなどに比べるとスペックは劣ります。

例えば、解像度の高い4Kの映像を音楽を流しながらPV・CMのような動画を流そうとするならば、タブレットではコンテンツを配信することが難しいでしょう。
STBなどスペックの高いコンピューターを使う場合と比べ、スペック不足によって画面が固まってしまうなどの障害が起きるリスクは大きいです。

 

タブレット・iPadサイネージを使うならこんなところ

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続いて、タブレットやiPad型のデジタルサイネージがどのような場所で活用できるのかについて、いくつかの事例を用いながらご紹介します。

ホテル
フロントや客室、館内施設などに設置されます。
館内の案内や、施設・サービス予約を円滑に行うために利用されます。
サービスの強化・お客様の利便性増加に寄与します。

不動産仲介店
屋外で大型ディスプレイを活用するケースも多いですが、店内に小型端末を複数設置することも有効です。
自分で目星の物件を決めるまで、店内で営業スタッフに声をかけれることを好まないお客様も中にはいます。

そのような層の人々が自分で自由に情報を検索できるようにタブレットを設置しています。
特に若年層は紙よりもタブレットなどの端末を好む層も一定数存在します。
お客様のニーズに合わせた顧客満足度の向上に繋がります。

特に、窓ガラスにインフォメーションボードを取り付けるのと併用して使うことで、相乗効果があります。
物件を宣伝するチラシの代わりに、アイキャッチ効果のあるサイネージを設置することで注目を集め、
店内に入ってきた見込顧客がタブレットを利用することで関心を強めるような流れを生み出すことも出来ます。

博物館や美術館
展示物の作品棚や商品棚などに設置し、作品案内や動画の放映を行います。
端末をタッチすることで詳しい説明を見る・関連動画をするなど機能を追加させることも出来ます。
作品紹介の充実や、サポートの役割を果たします。

・観光
観光案内所、イベント会場、お土産店など様々な場所への設置が考えられます。
外国人観光客に向けた多言語表示、観光ガイドの補足など、タブレットで一人一人に合わせた細かなサポートをすることができます。

駅など人通りが多い場所では大型のスタンド型サイネージを設置し、案内所やお店・観光スポットなど、
観光客が情報を求めている場所にはタブレット・iPadを設置するなどの方法も、観光案内のPR効果・イベント情報発信効果の増加に役立つでしょう。
一度訪れた後の満足度向上が、リピートに繋がるかもしれません。

この他にも、スーパーや化粧品売り場、本屋など、様々な場所でタブレット型デジタルサイネージは利用されています。

 

まとめ

タブレット型サイネージのメリットとデメリットをまとめると以下の表のようになります。
大型サイネージは、ディスプレイの取り付けやスタンドを用いたもの、簡易サイネージは、デジタルフォトフレームなど、自作の画像や映像を流すことのできる小型ディスプレイのことを指します。

タブレット 大型サイネージ 簡易サイネージ
メリット ・配信時間の設定、スケジュール管理、端末管理が行いやすい

・使用するユーザーの注目度が高い

・比較的低価格でクラウド管理も可能

 ・一台で大勢の注目を集められる

・アイキャッチ効果が高い

・4Kなど高画質なコンテンツにも対応

・ハードのコストが低い

・個人でも手軽に始められる

デメリット ・通行者などをひきつけにくい

・盗難リスクがある

・大容量のコンテンツは流せない

・スペースの確保が必要

・一台あたりのコストが高くなる場合もある

・表示できるコンテンツが限定的になる

・CMSが使えず、諸機能が制限される

このように、それぞれの形態に優れた点・劣っている点があります。
デジタルサイネージを導入する際は、利用目的やシチュエーションに合わせて、スタンドやディスプレイの種類に加え、規模も考えるとよいでしょう。

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