デジタルサイネージを縁の下で支える「プレイヤー」について解説!

デジタルサイネージは、紙の媒体と異なり、柔軟で多彩な表現方法を持つ広告媒体として、広く活用されています。

デジタルサイネージのメリットの一例として、次のことが挙げられます。

  • 時間や場所に応じて表示内容を臨機応変に変えることができる
  • 静止画だけでなく、動画や音声も再生できる
  • コンテンツのループ表示、スライドショーの表示ができる
    これらのメリットは、媒体としての「デジタルサイネージらしさ」とも言えます。

デジタルサイネージに基本的に必要なものは4つ。

①ディスプレイ②プレイヤー(再生装置)③USBなどの外部記憶媒体④コンテンツです。
特に、先に挙げたデジタルサイネージのメリットを実現するのが、プレイヤーです。

デジタルサイネージのプレイヤーとはいったいどのような機器なのでしょうか?
今回は、デジタルサイネージのプレイヤーについて、その機能や種類などを解説します。

 

デジタルサイネージの縁の下の力持ち、プレイヤーとは?

デジタルサイネージ プレイヤー STB ネットワーク スティック

デジタルサイネージのプレイヤーの定義を簡単に言うと、 「静止画・動画を指定された順番で表示、さらにループする機能をもったシステム」です。

プレイヤーによって、自身で設定したものがディスプレイを通じてコンテンツとして表示されます。

極端に言えば、プレイヤーが無ければ、ディスプレイに何も表示されません。
いわば、デジタルサイネージの陰の立役者といえる機器といえます。

●なぜデジタルサイネージ専用のプレイヤーが必要なのか

とはいえ、そもそもなぜデジタルサイネージ専用のプレイヤーでなければならないのでしょうか?
コンテンツを再生・表示するだけであれば、手持ちのPCとディスプレイを接続することで簡単に実現できてしまいます。実際、プレイヤーではなくPCを利用することも可能です。
では、デジタルサイネージ専用のプレイヤーの必要性とは一体何でしょうか?

それは、デジタルサイネージ専用のプレイヤーは「機能がデジタルサイネージに必要なものに絞られている」からと言えます。機能がシンプルであるため、

  • 操作が簡単になる
  • 本体が小型化できる
  • 高スペックなPCと比較すると安価
  • 起動が早い

といったメリットがあります。
操作が簡単であるということは、誰でも運用が可能であるということにつながります。

また、ハードの面では、屋外での使用を想定し、気温変化への耐性を持っていたり、防塵仕様になっているプレイヤーもあります。

 

プレイヤーの種類

プレイヤーには、大きく分けてディスプレイと一体となっているタイプと、ディスプレイとは別に独立したタイプとがあります。
ここでは、それぞれの特徴をお伝えします。

●ディスプレイ一体型のサイネージプレイヤー

デジタルサイネージ プレイヤー STB ネットワーク スティック

デジタルサイネージのプレイヤーのベーシックなタイプのひとつが、ディスプレイと一体となっているものです。いわゆるスタンドアロン型といわれるデジタルサイネージによく見られるタイプです。

PCで作成したコンテンツを、USBやSDカードなどの外部記憶媒体に書き込み、ディスプレイの裏側にあるプレイヤーに直接差し込むと、ディスプレイの表示がスタートします。

プレイヤーだけでなく、スピーカーを内蔵しており、コンテンツと電源さえあればこれだけで、すぐに運用を始めることができます。
プレイヤーとしての機能もシンプルであることが多く、導入コストは抑えつつ、とりあえずデジタルサイネージをはじめてみたい、という場合に最適です。

●ディスプレイと分離したSTBタイプ

デジタルサイネージ プレイヤー STB ネットワーク スティック

一体型とは異なり、ディスプレイとSTB(セットトップボックス)と呼ばれるプレイヤーをそれぞれ別に準備することもできます。

ディスプレイとプレイヤーが別々なので、機器の組み合わせの幅が広がります。

ちなみに、STBとは、一般的にテレビなどのディスプレイに接続することで様々なサービスが受けられるようになる機器のことを言います。

テレビの上に設置してある様子から、セットトップボックスという名称がつけられました。
ケーブルテレビの受信機が分かりやすい例です。

デジタルサイネージ用のSTBの基本的な機能 は、次のようなものになります。

  • どのコンテンツをどの日時にどのくらいの時間再生するかというスケジュール管理
  • 画面上のどの位置に表示させるかを決めるレイアウト機能
  • 自動的に再生を繰り返すループ再生機能
  • 静止画のスライドショー機能

そのほかにも、電源のオンオフタイマー機能、ワイヤレス通信機能、タテ画面への切替対応、などが代表的な機能としてあります。

STBによりその性能は異なります。

このように、デジタルサイネージ用のSTBは、静止画や動画を表示することに特化した機器なのです。

・デジタルサイネージとしての活用の幅が広がるネットワーク対応型

STBには、コンテンツをネットワーク経由で更新・再生できる、ネットワーク対応型の機能をもつものがあります。
STBがネットワークに対応しているかどうかは、デジタルサイネージの活用方法や運用方法に大きく影響してきます。

例えば、個人経営の飲食店の店頭にスタンドアロン型のデジタルサイネージを1台のみ設置し、コンテンツの更新頻度は数ヶ月に1度程度という場合、ネットワークに対応していなくても、運用はそれほど手間にはなりません。
コンテンツ更新の際には、STBに接続しているUSBなどを手動で外し、内容を更新後に再度接続する運用の流れになります。

しかし、以下のような場合、ネットワーク不対応のSTBですと運用に支障が出てきてしまいます。

・デジタルサイネージを天井など、容易に手の届かない場所に設置したい
・複数の店舗に、同じタイミングで同じコンテンツを更新・表示させたい
・デジタルサイネージを遠方から操作したい

これらの要望を叶えるのが、ネットワーク対応型のSTBです。
ブラウザ上でコンテンツの更新や表示スケジュールの設定を、複数のデジタルサイネージに一括配信することが可能となるため、上記の問題点が一気に解消されます。

また、緊急時にすばやく表示内容を変更することができたり、ネットワークを介して天気予報やニュースなどの外部メディアの情報をコンテンツとして表示できたり、離れた場所にあるデジタルサイネージの表示内容をモニタリングできるといったメリットもあります。

ディスプレイ一体型と比較した時のデメリットとしては、ネットワークの構築やサーバー、クラウドなどの管理などのためにコストが高くなるという点があります。

次は、ハード面からプレイヤーを見てみましょう。

●タフさが魅力のボックスタイプ

デジタルサイネージ プレイヤー STB ネットワーク スティック

デジタルサイネージのプレイヤーとして一般的なプレイヤーは、縦横13~15cm程度、高さ3~4cm程度のボックスタイプです。
ディスプレイにケーブルで繋いだり、無線LANで通信を行ったりします。

ボックスタイプのプレイヤーの多くが、屋外での設置や、連続使用を想定し、防塵設計や振動・気温変動に強いなどタフな設計が施されています。

 

●小ささと安価が魅力のスティックタイプ

デジタルサイネージ プレイヤー STB ネットワーク スティック
最近は、手のひらに収まる程度の大きさの、スティックタイプのプレイヤーも数多く登場しています。

従来型のプレイヤーと比較すると、安価であることが多く、小型なことで、設定場所の条件的にボックスタイプのプレイヤーを置くことが難しい場合にも適応する可能性があります。
但し、ボックスタイプほどの強固はないことがあるため、選ぶ際には注意が必要です。

まとめ

デジタルサイネージというと、ディスプレイの種類やコンテンツの内容について注目を集めることが多く、縁の下の力持ちであるプレイヤーについてはあまり語られていません。

とはいえ、デジタルサイネージにとってプレイヤーは必要不可欠な機器であり、その種類も多いです。デジタルサイネージの導入を考える上で、プレイヤーの機能やスペックについては当然知っておく必要があるでしょう。

様々な機能を持つプレイヤーがあるので、希望に見合う機器をしっかりと選定することが大切です。

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