デジタルサイネージ事例比較11選

これまで事例集記事part1~6で様々な事例を紹介してきましたが、それらで取り上げたものや、その他の事例を一つの記事にまとめます。
この記事を参考にしながら、「このような目的でデジタルサイネージを使おう」「こんな使い方あるのか」と新たな発見があれば幸いです。
使用機器の形態に分けてご紹介していきます。

目次

  1. 店舗・テナント内で商品および自社のイメージアップ
  2. 駐車場の出庫待合室情報掲示板
  3. 動物病院内での情報発信板
  4. メニュー販売状況案内(メニューサイネージ)
  5. 不動産仲介店の物件情報案内としてデジタルサイネージ
  6. 観光案内板で、多言語対応をリアルタイムに
  7. 研究内容案内板
  8. マンション内防犯掲示板で情報共有やセキュリティ
  9. 屋外情報表示板(仮囲いデジタルサイネージ)
  10. 工場内補足説明板
  11. 展示場内情報案内をデジタルサイネージでお手軽に

1.店舗・テナント内で商品および自社のイメージアップ

1. 使用機器 壁掛けディスプレイ 卓上ディスプレイ 自立スタンド型ディスプレイ
2.設置場所 Butter あべのHoop 店頭スペース
3.表示内容 メニューの紹介(映像・静止画) キャンペーンの案内 etc
4.タッチパネル対応 不可(ブロードキャスト版)
5.ハードのタイプ ディスプレイ版

Part1に詳細事例掲載

小売店や飲食店の入り口に導入されることが多いケースです。
店舗・テナント内における商品・自社のイメージ強化としての活用されおり、デジタルサイネージを設置して、自社の紹介動画などを表示します。
一般的に用いられるポスターや看板、食品サンプル(飲食店の場合)、マネキン(衣服店の場合)などに比べると、限られたスペースで追加コストをそれほどかけずに多くの情報を流すことができます。
映像を用いる場合、デジタルサイネージでは表示する映像を追加・変更するだけで、商品ラインナップの変更や新たなセールの告知なども可能です。

また、上記の写真のように雨の日キャンペーン時のみ、通常メニューとは異なるメニューを表示することが可能です。コンテンツを季節・時間・天候などにあわせて変更できるのが、デジタルサイネージの大きな特徴のひとつです。

2.駐車場の出庫待合室情報掲示板

デジタルサイネージ,駐車場サイネージ
1. 使用機器 壁掛けディスプレイ
2.設置場所 品川インターシティ内出庫待ちスペース
3.表示内容 リアルタイムの天気予報やニュース 世界遺産の動画 駐車場からのお知らせ etc
4.タッチパネル対応 不可(ブロードキャスト版)
5.ハードのタイプ ディスプレイ版

Part4に詳細事例掲載

機械式立体駐車場の街スペースで、リアルタイムの情報を提供している掲示板です。
具体的には、天気予報・ニュース等の外部コンテンツ、駐車場からのお知らせなどアイキャッチ効果(視覚効果)の高い映像が流れています。

出庫街スペースが2か所に設置されており、待ち時間に情報を得られることや、顧客満足度の向上につながっています。

また、不具合が生じた場合など、万が一システム障害・トラブルが生じた際にも対応できるように、フェイルセーフ(信頼性設計)が備わっています。
システムが正式に作動しているかを外部から確認する死活監視として、1時間に1回各端末の画面をキャプチャすることも出来ます。
そして、何らかの不具合が生じた場合は、自動的に復旧しシステム管理者にメール通知を行います。]

3.動物病院内での情報発信板

wデジタルサイネージ,動物病院サイネージ
1. 使用機器 卓上ディスプレイ(21.5インチ)
2.設置場所 受付付近、待合室
3.表示内容 動物病院からのお知らせ 動物の病気の知識 ペットフードCM etc
4.タッチパネル対応 不可(ブロードキャスト版)
5.ハードのタイプ ディスプレイ版

Part2に詳細事例掲載

動物病院にペットフードメーカーが導入しました。
競合他社との差別化を図るために、全国の動物病院へ設置しています。

病気にかかった際、考慮すべき食事バランスにあったペットフードのCMを流すことにより、ターゲットを絞った状態での訴求を行っています。
このように、集客を行う上で実際に自社製品に興味をもってもらえる層(潜在顧客や見込顧客)が多い場所に広告を出すことで、コストパフォーマンスの高いプロモーションとなります。

4.メニュー販売状況案内(メニューサイネージ)

1. 使用機器 自立スタンド型ディスプレイ
2.設置場所 某大手電機メーカー工場内社員食堂の入り口付近     各カウンター
3.表示内容 メニューの販売状況
4.タッチパネル対応 不可(ブロードキャスト版)
5.ハードのタイプ ディスプレイ版

Part6に詳細事例掲載

広い食堂で情報伝達のために導入されました。

某大手電機メーカーの食堂はとても広く、調理上と入り口の距離が離れていました。ランチタイムなど社員の注文が集中するときに、売り切れが発生したり、代替メニューに切り替わることもしばしばあります。
その際は、遠い入り口までわざわざ取りに行かなければなりませんでした。

そこで、食堂の入口に、メニューの販売状況を表示したディスプレイを設置し、食堂の中からタブレットを操作することで、入口のディスプレイに表示されている販売状況を即時に変更できるようにしました。
突然の売切れや代替メニューへの対処、アレルギー表示などが可能になることで、社員サービスの向上にも役立っています。

レストランで導入する場合は、営業時間外には食堂のPRとして旬のネタ紹介やパーティ・宴会等の告知、インフォメーションボードとしてデザイン時計や避難経路の表示なども行うことでより有効活用できます。

最新の事例としては、食堂の入り口付近に大型ディスプレイを設置。各コーナーには個別のメニューを表示するための21インチクラスのディスプレイを設置してユーザーの導線を確保し、混雑緩和に役立てています。

5.不動産仲介店の物件情報案内としてデジタルサイネージ

不動産サイネージ
1. 使用機器 自立型・ポールスタンド型ディスプレイ (32~46インチ)
2.設置場所 不動産店舗の店頭
3.表示内容 物件情報 CM広告 etc
4.タッチパネル対応 可(インタラクティブ版)
5.ハードのタイプ ディスプレイ版(タッチセンサー)

Part3に詳細事例掲載

インターネットで閲覧することができるような物件情報を、店頭の窓ガラス越しにディスプレイを設置し、表示しています。

不動産店舗の営業時間外も物件情報が表示可能なため、店舗スペースを有効活用できます。
日中はCM広告、夜間は物件情報表示というような切り替えを行うことも可能です。

上記画像のような形態で導入する場合は、店内側にディスプレイを設置し、タッチセンサーを貼付しています。
タッチセンサーは、スマートフォンや携帯電話に活用される静電容量方式となっています。

6.観光案内板で、多言語対応をリアルタイムに

観光案内写真

1. 使用機器 スタンドディスプレイ 壁掛けディスプレイ
2.設置場所 観光地の駅 チケットセンター
3.表示内容 外国人観光客向けの多言語案内 時刻表、各種情報etc
4.タッチパネル対応 可(インタラクティブ版)
5.ハードのタイプ ディスプレイ版

Part1に詳細事例掲載

浅草・日光など、インバウンド観光が多いエリアの駅やインフォメーションセンターに導入されています。

日本語のほかに、英語・中国語(簡体・繁体)・韓国語の4か国語(日本語を含めると5か国語)で路線図や駅周辺の交通手段などの案内をしています。
また、観光スポットや電車・路線バスの時刻表などもタッチ操作で調べることができ、お客様の求める情報をタイムリーに検索できます。

2枚目のチケットセンターに設置された事例では、従来紙媒体だったものがディスプレイに表示されることによって、多くの情報を提供するとともに内容が伝わりやすい案内表示となりました。
加えて、キャンペーンの開始・終了や料金変更などがあっても、紙を印刷して各地まで運ぶ必要がないため、広告にかかるコストも削減できます。

7.研究内容案内板

1. 使用機器 スタンド版デュアルディスプレイ
2.設置場所 研究施設内のロビー
3.表示内容 研究内容紹介 教授紹介etc
4.タッチパネル対応 可(インタラクティブ版)
5.ハードのタイプ ディスプレイ版

Part2に詳細事例掲載

施設を訪れた人々が、ちょっとした待ち時間に利用することができる案内版です。
移動式であるため、電源さえ確保できれば、どこでも研究案内を表示することができます。

二つの画面からなるデュアルディスプレイを使用する場合、一方の画面を操作することで、もう一方に情報が表示されます。
タッチ操作と表示の画面が分かれているため、一つのモニターのみで情報を探しながらコンテンツを読むことに比べ、多くの人に向けて情報を発信できます。

また、日本語・英語二つの言語で表示を行っており、学会などで日本に訪れた外国人なども見られるようになっています。

8.マンション内防犯掲示板で情報共有やセキュリティ

デジタルサイネージ,マンション
デジタルサイネージ,マンション
1. 使用機器 壁掛けディスプレイ
2.設置場所 マンションエントランス
3.表示内容 住民の方へのお知らせ 防犯カメラの映像、防災映像 etc
4.タッチパネル対応 可(インタラクティブ版)
5.ハードのタイプ ディスプレイ版

Part4に詳細事例掲載

マンション内の掲示板のスペースには限りがあり、紙を張る手間もかかってしまいます。
電子化することで紙を貼る手間をなくすとともに、スペースの制限がなくなり、より多くの情報を発信することが可能になります。

防犯カメラと連動することにより、住民の方への安心感を高めることも可能になります。

9.屋外情報表示板(仮囲いデジタルサイネージ)

1. 使用機器 46型屋外筺体ディスプレイ
2.設置場所 屋外 工事現場
3.表示内容 週間工程表・施工体制図・騒音計・天気予報
4.タッチパネル対応 ブロードキャスト版(タッチパネル対応可)
5.ハードのタイプ ディスプレイ版

Part5に詳細事例掲載

毎度工事業者が増える度、工事許可証が増える際に沢山の紙媒体を掲示してきました。
情報掲示を常に行わないといけない為、このタイミングでデジタルサイネージを導入しました。地域住民への情報提供として騒音・風力・気温・湿度などを提供。また時事通信社とのシステム連携により天気予報も提供しております。

LTE(4G)モバイル回線を利用し、事務所はもちろん、インターネットのつながるところからならどこからでも更新を行えます。常に新しい情報、そしてデータの整理を行っており、ご活用いただいております。

このように、決まったコンテンツを表示するだけでなく、更新したデータや情報を反映して周知することが、ソフトウェアを備えたデジタルサイネージを利用する大きな利点です

10.工場内補足説明板

1. 使用機器 天井つりディスプレイ 壁掛けディスプレイ
2.設置場所 某製造工場見学通路
3.表示内容 説明動画 製造工程の画像
4.タッチパネル対応 可(インタラクティブ版)
5.ハードのタイプ ディスプレイ版

工場内見学通路の、各工程ごとに設置されております。
説明を行う際、従業員がタッチして操作をします。

11.展示場内情報案内をデジタルサイネージでお手軽に

1. 使用機器 卓上ディスプレイ
2.設置場所 海外展示場
3.表示内容 お米から作られる商品の紹介 日本の食文化の紹介 etc
4.タッチパネル対応 可(インタラクティブ版)
5.ハードのタイプ ディスプレイ版

Part3に詳細事例掲載

通常の看板やパネルと異なり、表示言語の切り替えを行うことが可能です。
商品数が多い場合でも、商品番号での検索機能があるため、調べたいものを素早く見つけることができます。展示会場で来場者の方が、自分から興味のあるものを進んで調べることができることが大きな利点です。
コンパニオンやスタッフの人数が足りてないときに内容を知ってもらうチャンスを逃さないことや、話しかけられるのが好きでない方にとって手短に調べることができるなど、顧客満足度の向上にもつながるでしょう。設置場所が海外であるため、担当者が展示会場にいない場合でも表示内容の変更などができるように、クラウド・ネットワークでなくオンプレミス型で運用されています。
そのため、商品の情報更新はUSBにて行っています。
インターネット接続を行わなくても更新が出来るため、このようなケースでは便利でしょう。

まとめ

デジタルサイネージの様々な活用事例をご紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか。
比較的安価なブロードキャストのディスプレイ、タッチパネル対応したディスプレイ、小型のタブレット端末の活用など、使用方法も沢山あります。

しかし、それ以上に使用する目的や、それに効果・ベネフィットは無数に存在します。
「自分の立場や仕事ならどう使うか」という視点を持って考えてみるといいかもしれません。

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